バイク中心の都市計画
もし、鉄道網が発達するより先に、自動車やバイクが発達したらどうなるだろうか?
国民全員が自動車やバイクで移動する。鉄道はない。
そうすると、道路はバイクでいっぱいになり、歩道は誰も歩いていないという状況になる。
そのなかでの鉄道の位置づけは、貨物などの運搬や、長距離列車のみになってしまう。
ちょうどこんな感じに。
おわかりいただけただろうか?
この角度からではわかりにくいので、別角度からもう一枚紹介しよう。
このように、踏切があるのだが、少し変ではありませんか?
なんと、この踏切は電車がくると人力で開け閉めする踏切なのです。
電車がくる1分ぐらい前に、大人10人ぐらいで線路の両サイドを塞ぎます。
しかし、線路上にはバイクの大群。
これらを押しのけ踏切を閉めていきます。。。
踏切の中を電車が通過すると、もう踏切を開け始めます。
「えっ、危ない!」と思いますが、普段から、自動車>バイク>人 という大きいものが強いヒエラルキーで鍛えられた国民たちは、
電車>自動車>バイク>人 というルールをきちんと守って、電車が通過中にバイクが突っ込んでいくことはなく、
みんなおとなしく待っています。
そして、電車の最後尾が通過するやいなや、すべてのバイク、自動車が一斉になだれ込んできます。
Diversity : 生物多様性とはいうものの、同じ人間かと思うぐらい国ごとに習慣が全然違います。
日本人なんてみんな同じに見えるくらい。
タクシーに乗っても、みんな平気で私用の電話やメールをして、道を1本間違えたり、平気でします。
そんなベトナム、いい経験になると思います。